普段は問題なくWi-Fiが繋がるのに、USBを接続した時だけなぜかWi-Fiが繋がらなくなる現象がMacBookではしばしば発生します。
僕は2週間前くらいに新しくMacBookを購入したのですが、やはりUSBに接続した時だけWi-Fiが繋がりませんでした。
今回はその原因と対処法がわかったので紹介します。
1番最初に試してほしい対処法
多くのサイトやAppleは「サポートセンターに問い合わせが重要だ」とか「ルーターが〜」「OSが〜」と言っていますが、その必要はありません。
サポートセンターに問い合わせる前にやってほしい対処法は、USBとの距離を遠ざけることです。
ほとんどのMacBookに搭載されているのは「USB Type-C」ですが、この「USB Type-C」そもそもがポンコツで、Wi-Fiを受信する電波を干渉する仕様になっているのだそうです。
そしてこの電波の干渉は、MacBook本体に内蔵されている受信アンテナとUSBの距離が近すぎる場合に発生します。
おそらくMacBookのWi-Fi受信アンテナは本体の左上のUSBポートにかなり近い場所に(たぶん)搭載されていると思うので、その近くにUSBを接続してしまうと、MacBookがWi-Fi電波を受信しようとする際にUSBが電波を干渉するというわけです。
なのでまず何よりも最初にやってほしい対処法は、USBとの距離を遠ざけることなのです。
ここでのオススメの対処法は、USBを左上以外に接続することです。
13インチ以上のMacBookならUSBポートが2つ以上あると思います(12インチの人はごめんなさい。コード付き変換アダプタを買ってください)
なので左上以外の左下や右側などにUSBを接続すると普通にWi-Fiが繋がることがあります。左下だと繋がりにくいかもしれませんが、頑張ってギリギリ接続できるくらいまで離してください。
×繋がらない
◯繋がる
コードがついている変換アダプタなら、できるだけMacBook本体の左上から離れた場所に置くと接続できる可能性があります。
ちなみに僕はこの方法で問題が解決しました。
これで問題が解消しない場合は、とりあえずアップルサポートに問い合わせてみましょう。
アップルサポートに問い合わせても「問題なし」と返ってくる
もしUSBを接続している時だけWi-Fiが繋がらない原因が「USBによる電波の干渉」だった場合、アップルサポートに修理の依頼をしても「問題なし」という結果で返ってきます(実体験)
アップルサポート側はいろいろな環境で動作テストをしたり、原因を特定しようと頑張ってくれますが、おそらく超小型の変換アダプタを使ってテストをしていないため、ちゃんと動作するという結果になるのでしょう。
実際は修理の前に「ルーターを再起動してください」とか「SMCが〜」とかいろいろ指示されますが、「USBによる電波の干渉」が原因の場合は本体やルーターをいくら弄っても解決しません。
ただ、それが原因だと言い切れない場合はサポートセンター側の指示で問題が解決する可能性も十分あるので、一度問い合わせてみるといいと思います。
サポーターの人が教えてくれた例では、別のUSB本体を使用したらWi-Fiに繋がった人もいたそうです。
ちなみに修理の依頼をすると5日〜1週間程度かかります。購入したばかりなら費用はかかりません。
USBを接続した時だけWi-Fiが繋がらない時は…
USBを左上から離れたところに接続してみる→アップルサポート→それでも直らなかったら変換アダプタ購入
実体験
ここからは僕の実体験を紹介します。
僕が新しく購入したのは「MacBook Pro 13インチ TouchBarなし」のモデルでした。
購入当初からUSBを接続した時だけWi-Fiが繋がりにくいので、ルーターの再起動やWi-Fiの再接続など色々やってみましたが改善されず。
家には他にWindows7とMacBook Airがあるのですが、動作はこんな感じ。
USBあり | USBなし | |
Windows7 | ◯ | ◯ |
MacBook Air | 未確認 | ◯ |
MacBook Pro (新しく購入) | × | ◯ |
MacBook AirでUSBを接続した時の動作確認をしていなかったのが失敗でしたね。
とにかく自力では直らないのでアップルサポートに連絡。
Wi-Fiの接続状況を確認してもらったり、OSの再インストールやルーターの再起動、SMCなんとかもやってもらいましたが、全く改善されませんでした。
ここまでくると「初期不良では?」と思いましたが、アップルサポート側としては「初期不良だと断定できない限りは返品・交換はしないし、とりあえず修理で頑張ってみます」とのこと。
不具合の原因がルーターや環境の問題ではなく、確実にMacBook本体にあるとアップルサポート側が認めない限り返品・交換はしてくれないそうです。
「えぇ…」と思いつつもとりあえず修理に出しました。
5日後MacBookが返ってきたので診断結果をみてみると
「異常なし」
「んなわけないやろ!」と思いましたが、どうにもならないので調べてみると、USB Type-Cがそもそもポンコツだという記事を発見。
USBを接続する場所を変えたら繋がったという記事もあったので実際に試してみました。
すると左上にUSBを接続した時はWi-Fiが繋がらなかったのに、もう一つ手前のUSBポートに接続するとWi-Fiが繋がったのです!
結果的にはMacBook本体の左上付近でUSBを接続するとWi-Fiが繋がらないということで解決しました。
まとめ
USBを接続した時だけMacBookのWi-Fiが繋がらない場合は、アップルサポートに問い合わせる前に、USBを左上以外に接続したり、数センチ以上ののコードがある変換アダプタを使用してみましょう。
この問題はMacBookの構造上仕方ない部分もあると思うので、折り合いをつけることも大事なのかなーなんて思います。