今回はgitで修正済みのローカルファイル(modified)を修正前の元々の状態に戻す方法を3つ紹介します。ファイルを色々いじったけど元の状態に戻したいという場合に使えます。
今回紹介するのはcommitを取り消す方法でもなく、addを取り消す方法でもなく、addする前のローカルのmodifiedのファイルを修正前の状態に戻す方法です。ご注意ください。
modifiedの取り消し方その1
以下のコマンドで全てのローカルファイルの修正をなかった状態に戻せます。
git checkout .
「checkout
ってブランチを切り替えるコマンドじゃないの?」と思いますが、実はローカルの変更を元に戻すという使い方もあるみたいです。意外ですね…。
modifiedの取り消し方その2
以下のコマンドも同じように使えます。
git checkout -- .
modifiedの取り消し方その3
以下のようにファイル名やディレクトリを指定すると特定のファイルやディレクトリ配下の変更のみをもとに戻せます。
git checkout ファイル名
git checkout path/to/ディレクトリ名
prettierなどのせいでmodifiedのファイルが大量に作られてしまったが全部一旦なしにしたい場合はgit checkout ./
みたいにすれば現在のディレクトリ以下のファイルを全て元に戻せるというわけですね。
ただし戻さなくて良いファイルまで戻してしまわないように気をつけて使ってくださいね。
まとめ
addやcommitを取り消す方法はたくさん解説してありますが、ローカルのmodifiedを取り消す方法はあまりないため記事にしてみました。
開発環境によってはいきなりたくさんのmodifiedなファイルが出てくることがたまにあるので、そんなときに知っておくと便利なコマンドでした。